君を想う

亮介はそう言いながら


俺の机に座っていた


「人の机に座るなよ・・・


てか　なんで麻美が俺の事


好きだってわかるんだよ？」


何回も告って　今はわからないって


言ってたのに・・・


「麻美ちゃん　お前の事


庇ってたじゃん


お前のファンの女子達に呼び出されて


俺と咲帆ちゃんは　お前のせいだって


言ったのにさ」


・・・それは　俺だって


自分のせいだって思っていた


でも　これからも麻美は


女子達に呼び出しとかされるよな？


前だって・・・そうだったし


「俺のせいだから・・・


じゃなきゃ　麻美は・・・」


「そうやって　自分を責めると


麻美ちゃん　また悲しむだろ？」


「わかってんだよ！」


ガタ


席を立って　叫ぶように言った


クラスの奴等が　半分こっちを見ている


「・・・落ち着けよ　いつも


冷静なお前が熱くなるなよ」


亮介は　俺の方を叩きながら言った