君を想う
その人の手には 辞書があった
「あ・・・はい」
私は辞書を受け取った
「・・・高校生? その制服
東英館高校のだよね?
懐かしいな」
「え?」
「私ね 東英館の卒業生なの」
「・・・そうなんですか」
なんで こんな話してるんだろう?
それより・・・この人誰?
お兄ちゃんと どういう関係なの?
「あ ごめんね?
私 健君と同じ大学の
平沢 琴夏(ひらさわ ことか)
じゃあ それ渡しておいてね?」
そう言って 平沢さんはニコッと
笑って歩き出した
健君・・・
あの人 お兄ちゃんの事
好きなのかな?
ズキン
胸が・・・痛み出した
何これ?
なんで・・・?
「・・・やだ 何これ?」
なんで・・・こんなに胸が痛み出すの?
「あ・・・はい」
私は辞書を受け取った
「・・・高校生? その制服
東英館高校のだよね?
懐かしいな」
「え?」
「私ね 東英館の卒業生なの」
「・・・そうなんですか」
なんで こんな話してるんだろう?
それより・・・この人誰?
お兄ちゃんと どういう関係なの?
「あ ごめんね?
私 健君と同じ大学の
平沢 琴夏(ひらさわ ことか)
じゃあ それ渡しておいてね?」
そう言って 平沢さんはニコッと
笑って歩き出した
健君・・・
あの人 お兄ちゃんの事
好きなのかな?
ズキン
胸が・・・痛み出した
何これ?
なんで・・・?
「・・・やだ 何これ?」
なんで・・・こんなに胸が痛み出すの?