君を想う
その言葉を聞いて 安心した


「そっか・・・」


「・・・それ レンジで


温めて食えよ?」


「もう行くの?」


「ああ・・・ダチに呼び出されてさ


レポート見せろってうるさくて・・・」


「行ってらっしゃい」


なんか・・・寂しいな


私は オムライスを


レンジで温めた


お兄ちゃんは 今 どんな気持ちなの?


どんな想いなの?


きっと・・・苦しいよね?


それなのに・・・私


きっともっとお兄ちゃんの事を


苦しめてる


それと同時に悲しませてる・・・


気付けば私は 靴を履いて


玄関のドアを開けていた


「・・・お兄ちゃん!」


「麻美・・・」


走って追いかけて やっと見つけた


「はぁ・・・はぁ・・・


あのね・・・私・・・」


息を切らして 整いながら


胸に手を当てる


深呼吸をしながら お兄ちゃんを見た
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