君を想う
どうしたんだよ・・・?


「とりあえず 麻美ちゃん


保健室に運べ」


「ああ・・・」


俺は 麻美を抱きかかえて


廊下を歩いた


保健の先生は 出張で居なかった


ベッドに寝かせて 布団をかける


近くのパイプ椅子に座って


様子を見ていた


無理・・・してたのか?


もしかして 俺が無理させてたのかな?


そんな事を考えてしまった


「・・・ごめんな?」


そう言いながら 麻美の頬に


触れてみた


「・・・ん」


ドキン


咄嗟に手を戻した


「朔哉・・・君・・・」


え?


俺の夢・・・見てるのか?


「・・・ごめんなさい」


どうして謝ってるんだろう?


夢の中で 何かしてるのか?


そろそろ授業始まるな・・・


でも 麻美を1人には出来ないし


ポケットからスマホを出して


亮介にLINEをした
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