君を想う
それとも夢見てたの?


「・・・麻美?」


声のする方を見ると


咲帆ちゃんが立っていた


「咲帆ちゃん・・・」


「あんた どうしたのよ!?


泣いてるじゃん」


咲帆ちゃんは 慌てて私に


駆け寄った


「・・・」


「そういえば 教室に朔哉と


一緒だったよね?


何か・・・あったの?」


「朔哉君・・・私の事好きじゃないって」


「はぁ!?」


私はさっきの出来事を 


咲帆ちゃんに話していた


「何それ・・・信じられない!」


「・・・でも 悪いのは私なの


いつまでもこんな気持ち抱えてるから」


だから・・・きっと朔哉君は


こんな私に 疲れちゃったんだよね


「・・・でも いくらなんでも


麻美に対して酷くない?」


「いいの 仕方ない事だから・・・」


そう 仕方ないんだ


私が・・・悪いんだから


いつまでも はっきりしないから
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