君を想う
今度の・・・日曜?


どうして?


「え?」


「ほら 買い物行こうよ!


駅前にね 可愛い洋服屋が


オープンしたの!」


「・・・でも」


「麻美さ 少しは自信持ちなよ?


可愛いんだからさ!」


咲帆ちゃんは そう言って


笑っていた


「私 可愛くなんかないよ


咲帆ちゃんの方が・・・キレイだし」


「何言ってるの!? 私


男子だったら麻美に惚れてるよ?」


「・・・咲帆ちゃん」


なんか そう言われると


照れるなぁ・・・


「あ! 麻美照れてるー!


じゃあ日曜の12時に駅前の噴水前ね?」


「・・・うん」


結局・・・買い物行く事に


なっちゃったな


咲帆ちゃんと別れて 


家に向かって歩いていた


「麻美?」


「・・・お兄ちゃん」


声をかけられて 振り返ると


お兄ちゃんが立っていた
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