君を想う
「今 帰りか?」


「あ・・・うん」


「俺もなんだ 一緒に帰るか?」


「うん」


私はお兄ちゃんと一緒に帰った


こうやって帰るのって


久々だな・・・


「そういえば 学校は慣れたか?」


「あ・・・うん! お兄ちゃんは?


新しい大学・・・どう?」


きっと モテるんだろうな・・・


カッコイイし


「んー・・・ぼちぼちかな?」


そう言いながら お兄ちゃんは


少し悲しい顔をしていた


何か・・・あったのかな?


そういえば・・・お兄ちゃんって


どうして彼女とか作らないのかな?


高校の時も 前の大学でも


モテたのに・・・


「・・・お兄ちゃんってさ


どんな人がタイプなの?」


「なんだよ? 突然・・・」


そう言いながら 


少しだけ笑っていた


「いいじゃん! ねぇどんな人が


タイプなの?」


私は 興味ありげにそう聞いた
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