君を想う
落ち着かなきゃ・・・


小さく深呼吸をした


「私ね 朔哉君の事


あまりよく知らないけど・・・


でも 毎日ドキドキして


冷たくされた時は・・・ショックだった」


「・・・ごめん」


「もういいの・・・私


朔哉君の事・・・ずっと


想っていたいから・・・だから」


だから・・・想い続けたいの


ずっと朔哉君の事を


「大好きだから・・・朔哉君の事」


ぎゅ


また 朔哉君に抱き締められた


「はぁ・・・俺と同じじゃんか」


「・・・そうだね」


「俺・・・ドキドキしてる」


ドキン ドキン・・・


私も・・・ドキドキしてるよ


自分でも不思議なぐらいだった


「朔哉君・・・大好き」


すると 朔哉君は私の肩を押す


「あのさ・・・呼び捨てで呼んで」


「へ!?」


「俺は麻美って呼んでるのに・・・


いつまで君付けなんだよ?」


少し・・・拗ねてる?
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