君を想う
ドキン ドキン・・・


ドキドキがまだ高鳴っている


どうしよう


「朔・・・哉?」


「聞こえない」


意地悪だよ・・・


聞こえてたくせに


「・・・朔哉」


言っちゃった・・・ 緊張した


「はぁ・・・お前さ可愛過ぎ


もう1回キスしていい?」


「へぇ!?」


何を言い出すのかと思えば・・・


そんな・・・


「冗談だよ 面白いな」


面白がらないでよ


そう言いたかったけど・・・無理だった


「あの やっぱり私・・・


呼び捨てで呼ぶのは・・・」


さすがに無理があるし


出来ないよ


それに 朔哉君って呼び慣れちゃったし


「わかった じゃあ・・・


しばらくは君付けでいいよ」


そう言って 朔哉君は少し


また拗ねていた


「あの・・・ごめんね?」


「なんで麻美が謝るんだよ?」
< 499 / 513 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop