君を想う
すぐにカーテンを閉めた


・・・なんで?


ゆっくりカーテンを開けると


倉崎君が立っていた


「・・・なんで?」


「香坂から電話もらったんだよ


ここに呼ばれてさ・・・」


咲帆ちゃん・・・


周りを見ると 咲帆ちゃんは居ない


鞄からスマホを出して 見ると


メールが来ていた


【今日は朔哉とデートしてね?


その服 会計済ましといたから 咲帆】


え?


マジで?


「お客様 凄くお似合いですよ!


スタイルいいですねー」


近くに居た店員さんが


そう言ってやって来た


「あー・・・はは? どうも」


「一緒に居たお友達から


お金をいただいておりますので」


着ていた服は 持っていた鞄に入れて


私と倉崎君は 店を出た


「あの・・・」


「似合うじゃん その服」


ドキン
< 52 / 513 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop