君を想う

呼び出し

・・・次の日


玄関に着いて　上履きに履き替えようとした


「椎名さん？」


声をかけられて　振り返ると


3人のギャルっぽい女子が立っていた


「あんた　椎名麻美だよね？」


「・・・そうですけど」


「ちょっといいかしら？」


私は　女子達の後ろを歩いた


ここ・・・裏庭？


人気もないし・・・


「あんたさー　朔哉君と


話すなって忠告したよね？」


もしかして・・・あの手紙


この人達？


「転校生だからって　


調子乗ってんじゃねーよ！」


「てか　朔哉君に


色目使ったんじゃないの？」


「私・・・そんな事してません！」


少し強い態度でそう言った


ドン


突き飛ばされて　背中に壁が当たった


「てかさ　あんたみたいなブスが


朔哉君と釣り合う訳ないじゃん？」


「だよねー」


笑い声が　聞こえてくる


悔しくて　何も言い返せない