君を想う

思わぬ展開

それから私は　呼び出されなくなった


咲帆ちゃんが女子達に


怒っているのを見た


「麻美　今日さ放課後


残れるか？」


倉崎君が　そう言ってきた


「え？」


「・・・まださ　学校の中


わかんないだろ？」


「あ・・・うん」


少ししか・・・わからない


「案内しろって　担任が言ってたから」


「あ・・・うん」


「じゃあ　放課後な？」


そう言って　倉崎君は教室を出た


「よかったね！」


「え？」


咲帆ちゃんは　笑いながら


そう言った


「朔哉といい感じじゃん！？」


いい感じって・・・


でも　好きだって思ったけど


よくまだわかんないし・・・


「放課後さ　告っちゃえば？」


「へぇ！？」


ガタ


ビックリして　席を立った


告白なんて・・・そんな