彼の愛は永遠だから、サヨナラは言わない
二回戦の相手は桜台高校、シード校だ。
ピッチャーは二年生の渡部正巳。
中学時代から新聞に載ったりして、野球界から注目を浴びている男子。
「俺が2年生に負けると思う。俺には工藤選手がついてるから、大丈夫だよ。」
父さん、西條先輩を守って下さい。
西條先輩の苦しそうな顔を何度も見た。
けれど、今は西條先輩を止めることを誰もしない。
《父さん、お願いだから、西條先輩に最後まで投げさせて上げて下さい。》
私の気持ちが届いたようだ。
二回戦、桜台高校にも勝った。
やったね。
父さん、本当にありがとう。
西條先輩、ありがとうございます。
ピッチャーは二年生の渡部正巳。
中学時代から新聞に載ったりして、野球界から注目を浴びている男子。
「俺が2年生に負けると思う。俺には工藤選手がついてるから、大丈夫だよ。」
父さん、西條先輩を守って下さい。
西條先輩の苦しそうな顔を何度も見た。
けれど、今は西條先輩を止めることを誰もしない。
《父さん、お願いだから、西條先輩に最後まで投げさせて上げて下さい。》
私の気持ちが届いたようだ。
二回戦、桜台高校にも勝った。
やったね。
父さん、本当にありがとう。
西條先輩、ありがとうございます。