彼の愛は永遠だから、サヨナラは言わない
準決勝も勝ち抜いた。
明日は決勝戦。
「千比絽、肩を貸してくれ。情けないなよな。千比絽は俺の事バカだと思ってるだろ。明日1日投げ抜けば甲子園に行ける。千比絽も一緒に甲子園に行こうな。」
もう何も言わない。
西條先輩は命をかけて戦っているのだから。
西條先輩の命は私が守ってみせる。
タクシーを呼び、西條先輩のマンションまで行った。
歩くことも出来ない西條先輩を抱え、部屋まで運ぶ。
西條先輩を着替えさせ、ベットに寝かせた。
死んだように眠る西條先輩。
テーブルの上に薬がいくつも置かれていて、薬の効能が書かれた用紙を見つけた。
西條先輩の病名は再生不良性貧血。
何となくそうではないかと、思っていた。
西條先輩のバカ。
西條先輩は大バカやろうだ。
泣かないから。
私が泣いたら駄目だ。
明日は決勝戦。
「千比絽、肩を貸してくれ。情けないなよな。千比絽は俺の事バカだと思ってるだろ。明日1日投げ抜けば甲子園に行ける。千比絽も一緒に甲子園に行こうな。」
もう何も言わない。
西條先輩は命をかけて戦っているのだから。
西條先輩の命は私が守ってみせる。
タクシーを呼び、西條先輩のマンションまで行った。
歩くことも出来ない西條先輩を抱え、部屋まで運ぶ。
西條先輩を着替えさせ、ベットに寝かせた。
死んだように眠る西條先輩。
テーブルの上に薬がいくつも置かれていて、薬の効能が書かれた用紙を見つけた。
西條先輩の病名は再生不良性貧血。
何となくそうではないかと、思っていた。
西條先輩のバカ。
西條先輩は大バカやろうだ。
泣かないから。
私が泣いたら駄目だ。