彼の愛は永遠だから、サヨナラは言わない
二人でコソコソして本当におもりろくない。


仕方なく一人で部屋の片付けをしてると、陸斗たちが買い物から帰って来た。


それから、直ぐに弘也と小山先輩が部屋から出て来る。



「綺麗に片付いたな。千比絽拗ねるなよ。明日は千比絽のベット買いに行こう。」


機嫌とらなくてもいいのに。


なんかおもしろくない。


「いらない、私は弘也のベットで一緒に寝るからいい。」


弘也は返事をしない。


「私と一緒に寝るの嫌な訳。」


何でもそんな顔するかな。


「滅相もごさいません。」


絶対何かを隠してる。


「分かったならよろしい。」


小山先輩が笑っていた。


弘也も笑ってよ。



「弘也が千比絽に頭上がらないなんて、なんか面白い。」


弘也がうん、うん、うなづいてるし。


弘也はずるい。


「千比絽は言い出したら聞かない。超頑固者だよ。」


うるさいぞ、そこの二人。


弘也が笑っていた。


ずっと、そうして笑っていてほしい。


弘也の笑顔がまぶしかった。










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