彼の愛は永遠だから、サヨナラは言わない
弘也は怒って寝室に入ってしまった。


どうしたらいいと言うの。


私が一緒にいることがいけないのかも知れない。


寝室へ向かうと、弘也はベットに座っていた。


「弘也ごめんね。自分の事ばかり考えてしまって、私は向こうで寝るね。」


弘也と喧嘩したくないのに。


弘也はうつむいたままだった。


「千比絽は俺がどんな思いでいるか分かっていない。」


弘也にそのまま押し倒された。


ちょっと待ってよ、この展開は何。


「もう我慢はしないから、千比絽を抱く。」


それは誕生日にと思ってたけど、このまま流されていいのかな。

弘也の誕生日まで後3日。


どうしたらいいのか、分からない。


ここで拒んだら、弘也を傷つけてしまうのかな。


頭の中がグチャグチャで、泣きたくないのに涙が溢れた。











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