彼の愛は永遠だから、サヨナラは言わない
二人でファストフード店に入ると、日曜日だから人が多かった。


西條先輩と私はジャージ姿で、かなり目立っているけど、西條先輩はそんな事全く気にしないらしい。


「好きなもの何でも頼んでいいぞ。」


嬉しい、お腹がペコペコだ。



ハンバーガー2つとポテトと、ジュースとアイスも頼んだ。


「千比絽、全部食えるのか?」


頷くと。


「俺はハンバーガーとジュースでいいや。」


西條先輩はそれだけ。


「西條先輩は少食なんですね。」


「千比絽が食い過ぎなだけだろ。」


私って大食いなのか。


いつもはもっと食べてるけど。


「みんな食えよ。俺は大食いの女好きだから、心配するな。」


大食いの女が好きだなんて。


別に私のことじゃないのに、多分今顔が真赤になってると思う。


恥ずかしい。


恥ずかし過ぎるよ。


だって、男子と向いあって食事するのは初めてだから。











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