彼の愛は永遠だから、サヨナラは言わない
家にいる千比絽は意外と女らしい。


千比絽がピンクのエプロンして、ご飯の支度する姿を想像してみた。


思わず吹き出してしまったが。


「西條先輩どういたんですか。何か面白い事があったんですか。」



違うよ。


「朝食美味かったよ。」


本当に美味しかったのだ。



「そうですか、それは良かったです。西條先輩リクエストがあれば、作りますよ。」



朝食のリクエスト、そうだな。



「ワカメと豆腐の味噌汁が飲みたいな。」


千比絽が嬉しそうに笑う。


「明日はワカメと豆腐の味噌汁、納豆は大丈夫ですか? 」



うん、それ最高。


健康の為に納豆は食べるようにしてる。


「納豆は好きだよ。明日が楽しみだな。」


俺は高校へ入ってから、一人暮らしを始めた。


親父が若い女と再婚した為、同じ家に住みたくなかっただけだが。


俺の我儘だけど、母親とは思えない女と同居なんてありえない。


一人暮らしが寂しいと思わないが食事がめんどうだった。









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