彼の愛は永遠だから、サヨナラは言わない
後の二人は何処にいるのだろうか。


もしかして、西條先輩と二人。


「西條先輩と二人で買い出しですか。」



「そうだけど、何か文句ある。」


文句はないけど、一週間分の30人分の食材だよ。


かなりの量になると思うけど。


「一週間分買い込むつもりじゃないだろうな。」


違うの。


「違うんですか。 」


笑ってごまかすと。


「当たり前だろ、そんな沢山の食材が入る冷蔵庫はない。」


ですよね、そうでした。


西條先輩と近くのスーパーに買い出しに行った。


今日は唐揚げ、明日はおでん。


なるべく簡単で沢山作れるものを考えた。


鶏肉とおでんの材料を大量に買い込んだ。


西條先輩が笑いながら言う。


「唐揚げは一人何個にするかな。」


たくさん揚げるのは大変だ。


「一人唐揚げ3個と後はキャベツの千切り、豚汁でどうですか。」


豚汁はいいねぇ、と私の頭をなぜる。


どうして、頭をなぜられたのか。


分かりませんが。


西條先輩が楽しそうだから、いいや。


西條先輩の笑顔が眩しい。
















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