彼の愛は永遠だから、サヨナラは言わない
もう、これ以上練習を続けるのは無理だと思った時、西條先輩が声をあらげた。


「この雨じゃ部活続けるのは無理だ。みんなが風邪引いたらどうするんだよ。」


小山主将は西條先輩の言葉にも耳を傾けようとしない。


どうして、部活を中止にしないのか理解に苦しむ。


「みんな部活は中止だ。直ぐに片付けして、合宿所へ入れ。シャワーを浴びて着替えろ、風邪引くぞ!」


激しい雨が体を打ち続ける。


片付けだボールが入ったカゴがを雨で滑り、こぼしてしまう。

「千比絽大丈夫か。」


西條先輩が私に駆け寄ると、西條先輩の後ろに小山主将がいた。

「誰が部活を中止していいと言った。俺が主将なんだから、西條おまえも俺の指示に従って貰う。」


みんなの動きが止まった。


小山主将はいったい何を考えているんだろ。


これ以上部活を続けるのは不可能だ。


誰もがそう思っていた。


小山主将は怖い顔で西條先輩を睨むけど、西條先輩はそれを無視する。


喧嘩はやめてほしい。












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