彼とカレの青春
「上野って、
同じクラスの男と付き合ってるんだろ!?
うわ~~!!
上野とだったら、
俺が付き合いてえよ!
マジで!!」

俺と同じサッカー部の真鍋が、
嬉々として俺に話した。


その言葉を聞いた瞬間に、あることを閃いた。

俺の口元は
思わず綻んだ。


「マジでッ!?
上野、
本当は、
真鍋のことが好きだったんだぜ!?」

俺は わざと
驚いた様子で話した。
< 111 / 202 >

この作品をシェア

pagetop