彼とカレの青春
「あっ!
武田センパイッ!
こんちはーッス!!」

放課後、
部室に早めに出向き、
俺は
武田センパイと話せるチャンスを待っていた。


武田センパイは、
人をイジメることが上手い。
同じ部員でも、
武田センパイに目を付けられている野村なんかは、
扱われ方が酷い。


汚れたユニホームの洗濯や、
グラウンドの砂ならしなど、
必然では無いことを しょっちゅう させられる羽目になる。


決して、
敵には したくないタイプだ。
< 117 / 202 >

この作品をシェア

pagetop