彼とカレの青春
「失礼します。」

言われるがままに、
放課後、
野宮は進路指導室に顔を出した。

「おうっ!呼び出して悪かったな。
まぁ、座れ。」

佐々木は、
上機嫌で話した。


「あのな...、ちょっとマズいことになってるんだよ。」

佐々木は
野宮を不安がらせる為に、わざと低いトーンで話した。
「マズいこと...?」
恐る恐る、
野宮は佐々木へ尋ねた。
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