彼とカレの青春
「お前と上野のこと。」

野宮は、
上野という名前を聞いた瞬間、
目を見開いた。

「男同士で交際する、ということが、学校側としても よろしくないのではないかって、
一部の教師や保護者が騒ぎ出してるんだよ?

このままだと、上野、秋の大会出場出来なくなるかもしれないぞ?」

「えっ!?なんで上野が......。」

野宮は
恋人の危機に、
言葉をなくした。
< 127 / 202 >

この作品をシェア

pagetop