彼とカレの青春
「もし......、
俺が負けた場合は、
どうなるんですか?」

俺は、
ふと疑問に思ってことを
尋ねてみた。

「そうだよなー...。
何もナシ、ってのも つまらないから、
うーん......、
じゃあ、
俺の頼みをひとつ、聞いてもらうことにしよう!」
やたらハイテンションで、佐々木は話した。

「頼みって......、何ですか?」

俺は、
恐る恐る尋ねた。


「うーん......、
後で考える。」

佐々木は、
うやむやに答えた。


「じゃあ、
ヨーイドン!、で
開始、な!」


それぞれの目の前に、
オレンジジュース入りのグラスが、
五個ずつ並べられた。
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