彼とカレの青春
「うわぁ~~!
野宮、早い!!
俺の負けだなぁ~。」

佐々木は、
のほほん と話した。


「先生、
約束守ってもらえますよね?
上野の件、
大丈夫ですよね!?」

俺は
念を押した。

「分かってるって!!
大丈夫!
約束は守るからー。」

佐々木は なんだか
ヘラヘラしていた。

「じゃあ、
今からパソコンで、
上野救済の為の申告書作るから、
ちょっと野宮、チェックしてくれ!
三十分もあれば出来上がるから。」

そう言うと佐々木は、
俺の承諾も待たずに
パソコンのキーボードを打ち始めた。
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