彼とカレの青春
「ま、昨日は、
田中先生と俺が駆け付けて、事欠きを得たんだけどさぁー......。
とにかく、
佐々木は要注意!!」

「ちっくしょ~~!!」

上野は、
心底悔しそうに
震えていた。

「とにかく、
勝手に佐々木に詰め寄ったりするなよ? !
まず、
田中先生に、現状を確認してから相談しろ!
勝手に、
佐々木を殴ったりしたら、完全に負け、なんだからな!」

「う~~~ッ!!」

上野は、
納得行かなく様子ではあったが、
理解は出来ていた。


「ま、
上野って、短気なところあるから、佐々木のこと殴りかねないから、上野にだけは内緒にしといてくれ、って、
野宮には言われてたんだけどな。」


村上は、
上野を落ち着かせる為に、野宮の気遣いを
上野へ教えた。
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