彼とカレの青春
「大輔...、ごめん......。
俺、
大輔にだけは知られたくなかったんだ。

なんか...、自分が汚された気がした し、
大輔に 軽蔑されるんじゃないかって......。」

「軽蔑なんかしないッ!! 俺ッ、俺はッ.........。」

上野は、
泣きながら叫んだ。

「健司のことを.........、一番に、
守りたいんだよ ......。」

上野は、
声を 振り絞って言った。
「大輔......。」
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