彼とカレの青春
「ダメよ、小林...。」
千葉さやか が、
ふいに小林へ声を掛けた。

「この二人の場合...、特例なのよ!
フツウなら、
高校生で、男同士で付き合ってたりなんかしたら、 ボロクソに けなされることになるはずなんだけど......、
この二人の場合、けなす点が見つからないのよ。」

俺も上野も綾部さんも、
千葉が、
俺達に対して
肯定的な意見を述べていることに驚き、

目を点にしながら、
千葉の話しを聞いていた。
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