彼とカレの青春
「な...、なんだよッ?!!
上野、お前ッ、
土下座なんかする様なヤツじゃねえだろッ?!

部活内でも...、
負けん気が強くて、プライドだって高くて...、 そんなことするキャラじゃないはずだッ!!

なんで......。」

小林は、
意外な、上野の行動に
うろたえていた。


「俺は......、
野宮を助けられるなら、 土下座くらい、何度だって出来る!!
今までの、
自分の中のルールを壊しても構わないくらいに、
俺は...、野宮のことが好きだッ!!」


額を、
床に付けたまま
上野は言い切った。
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