彼とカレの青春
「ふーん......。
男同士で、
堂々と付き合ってる、ってだけでもスゲーのに、

トシヤに そこまで言わせるっつーのも、またスゲーなぁ。」


武田は、
単純に感心していた。


「トシヤ......、最近カノジョ出来たんだよな?」

唐突に、
武田が尋ねた。


「なっ、なんだよッ?!突然?!」

全く脈絡のない話しに、
古賀は驚いた。

「なんか最近、イイ意味で、丸くなったもんなぁー......。
上野達と言い、その、カノジョさんと言い、良い出会いに恵まれてるんだなぁ......。」

武田は、
ただ感心するばかりだった。
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