彼とカレの青春
大輔とは、
たくさん喧嘩も した。


大輔の、
短気な性格を 俺が怒ったり、

大輔が、
俺の女々しい部分を非難したり、

その時々によって、
喧嘩の原因は様々だった。


けれど、
どんなに頭に来ても、
別れたい、と思うことは
皆無だった。


自分が、
こんなに素直に感情をぶつけられる相手は、
大輔以外には居ない、と、
その存在の有り難みを
俺は身に染みて
理解していたからである。
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