彼とカレの青春
「協力できないワケ......、訳は ある。」

俺は
言葉数少なめに話した。

「何?」
千葉が
俺を睨みながら尋ねる。


「ちげぇ〜よなー!
野宮、
自分に恋人が居ないから、
そういう相談されて
ちょっとイライラしてるだけ だよな〜〜!

お前には
俺が居るぞ〜〜!」

村上が、
フォローしつつ、
俺に抱きついて来た。


「おっ!野宮......。」

いきなり、
サッカーのユニホーム姿の上野が、
教室に入って来た。
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