彼とカレの青春
「驚くかもしれないけど、 俺......、
今、

野宮と付き合ってるんだ!」


「はぁ?!」

千葉が
すっとんきょうな声を上げてから、
数分沈黙が続いた。


「上野と野宮って...、男同士じゃん?」

「うん。」

「上野の恋人が......、
野宮って......こと?」


千葉は
目を見開いている。

「そう。」


「アタシよりも、
野宮のことの方が......好きって こと?!」

「まぁ、
俺にとっては......、
そう。」

上野は
終始真面目に答えた。
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