彼とカレの青春
「少なくても、
俺は、
野宮に惚れてるってこと。
自分の気持ちに嘘は付けないから......ゴメン。」

感情的になっている千葉を、
冷静に上野は いなした。

「なんでッ、
なんで......男に負けないとならないワケッ!?

許せない。
こんな、
恥のかかされ方させられて......。
絶対に......、許さない!!」


千葉の顔は
まるで鬼の形相だった。

「チッ!!」
激しい足音を立てながら
教室から
千葉は去って行った。
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