彼とカレの青春
「野宮......。」

自分のことが好きだと
言い切ってくれた上野に

俺は
改めて惚れ直してしまった。


「あとさぁー、村上!」
上野が、
続けて話し始めた。

「ちょくちょく
野宮に抱き付くの、
止めてくんねえ?

野宮のカレシは俺!、だから。」

上野は、
村上を睨みながら言った。

「なんでだよ......。」

村上が呟いた。

「?」

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