彼とカレの青春
「な......、何よッ!?
ルールって?」

批難されるとばかり思っていた千葉は、
自分自身を
肯定されたことに対して
動揺した。


「試合とか
試験とか、

順位が付くものの場合、 ライバルに殺意を持つくらいの闘争心は必要だと

俺は思ってる。

けれど、
下剤飲ませたり、
わざと怪我させたりとか、
裏で手を回すのは反則だろ?

今回のお前は
後者。


正々堂々と、
野宮と闘ってねえもん!
ただの、
負け犬の悪あがきじゃん。」

一気に
古賀は 話した。

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