彼とカレの青春

古賀は
複雑な顔をした。

｢お前さー、
そのパワー、
もっと前向きに使ったら？｣

呆れて
古賀は言った。


｢...............。｣

千葉は、
言いたいことは
全て吐き出したので、
沈黙していた。


｢これから平成を生き抜くには、
それくらいのパワーって必要だよ！

でも.....ププッ！！

初めて見たよ！！

女で、
お前みたいに闘争心あるヤツ！｣


笑いのツボにはまった様で、
古賀は笑いが止まらなくなった。


｢フッ...、アハハッ！！｣
つられて、
千葉も 笑い出した。


｢バーカ！｣

｢ばぁーか！！｣

ひたすら、
バカと連呼しながら
二人は帰路を共にした。