彼とカレの青春
「なんか.........、ゴメン。
気にしなくていいから。
俺の勝手な気持ち、ってだけだから......。」


バツの悪そうな顔をして
しょぼくれて、
教室から上野は去ろうとした。


「まっ、待って!!」

思わず俺は、
上野の手を取り、
上野を引き止めた。


「あのッ、その.......、上野のキスとか、
告白とか......、

全然嫌じゃなかった...。

むしろ......、嬉しい。


よく分かんないけど......、本当に何もよく分からないんだけど......、

行かないで!!」
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