彼とカレの青春
「おおっ!!野宮!
久々だなぁ〜〜!

村上と、
仲直りしたんだな?」


放課後、
久々に
部室に顔を出した俺を発見して、

田中先生は
声を張り上げた。


「はい!
御心配、おかけしました。
ありがとうございます!」

元気に、
俺は 答えた。


「先生も、
好きな人に向けて、
曲作ったことって あるんですか?」

唐突に、
俺は質問した。


「なっ、好ッ!?
あ......、あるぞ!!

やっぱ、
ラブソングは、
曲作りの原点だぞー。」

うろたえながら、
田中先生は 答えた。

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