彼とカレの青春
「うん.........。」


俺は、
顔を真っ赤にしながら
そう答えた後、

再び、
村上を睨んだ。


「オォ〜〜!!
怖や、怖や!!

じゃ、
邪魔者は
退散するとしますか〜。」

ひょうひょう と、
村上は
去って行った。



「野宮......、どうしよう.......。」

上野が
硬直しながら言った。

「どうしたの?」


「俺ッ、
幸せ過ぎて 死んじゃいそう.........。

幸せ過ぎて、
怖いよッ!!」

涙目で、
笑いながら 上野は話した。

俺は、
そんな上野を見て、
大きく 笑った。
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