彼とカレの青春
「野宮!?

お前、
俺の言葉 鵜呑みにしたのッ!?」


ステージ袖に下がった俺に 村上が駆け寄り、

驚きながら尋ねた。


「いや......、

そういうことじゃなくて、
なんか......、
ステージに立ったら、

ああ言いたくなったんだ。」

俺は、
高揚したまま答えた。


「野宮!すっごく良かった!!」

田中先生も、
大絶賛した。


こうして、
二年目の文化祭は、
大成功に 終わった。

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