な が れ ぼ し 〜流星群にかけた願い〜



私はゆっくり淕斗を離し、淕斗の顔をまじまじ見つめた



淕斗は頬を赤く染めて、私に言った



「…ごめん、由美
俺また約束守れなかった」



淕斗は悲しそうな顔をして俯いた



私……淕斗のそんな顔見たくないよ……



「淕斗が無事でいてくれて良かった……」



私たちはまたきつく抱き合った



< 120 / 177 >

この作品をシェア

pagetop