LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊦〜

エロバカ誠二のおかげで、変なトコで母に感謝してしまっていると、


いつの間にかコインパーキングに着いていた。



『続きは帰ってからしようぜ?』


怪しい微笑みをかまして来る誠二に、心の中でゴングが鳴る。


続きって何の続きだ!
あ?バトルの続きかコラ!
言い争いなら負けないぜ!


心の中では既にリングに上がっていたナツコは、ゴングが鳴らされるのを待ちわびている状態だった。


『ナツ、早く乗れ。』



けど…

鳴らなかった。


先に車に乗り込んだ誠二が呆れたようにこちらに視線を投げ掛けて来る。


チッ!
何だよ自分だけスカしやがって、大人ぶってるつもりか?


心で悪態を尽きながらも、車に乗せて来て貰っているナツは、しぶしぶ誠二に従うしかなかった。



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