LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊦〜
『ナツ、本当に行かなくていいのか?』
スーツケースに洋服を詰めながら、誠二が最終確認だとばかりに聞いて来る。
「いいに決まってるでしょ?」
『金の事なら心配しなくていいんだぞ?』
どこにそんなお金があるのか知らないが、誠二が貯めたお金を使わせる訳には行かない。
「その分クレープ奢ってもらうからいいよ。」
そう、クレープ奢ってくれるだけでいいんだよ。
その代わり遠慮無くスペシャルクレープ頼むけどね!ケケケ!
『帰って来たら死ぬほど奢ってやる。』
「そうして貰うから、気をつけて行って来てよ!」
クレープ奢って貰えなくなったら大変だしね!
『相変わらず遠慮がねぇな。』
そう言って笑うと、アタシを抱きしめてドエロなキスを散々かましてから、イギリスへと旅立って行った。