LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊦〜
「ナツ、お代わり。」
早ぇ~!
悶々と一人考え込んでいる間に、まるで育ち盛りのような春馬が綺麗に平らげた皿を差し出して来る。
「はいはい。」
まぁ…お代わりして貰える程ウマイと思ってくれてるなら、バイトとして雇われるのも悪くはない。
何ならバイト代の他にクレープも報酬として付けて欲しいぐらいだし!
ケケケ!
お代わりのパスタをよそって春馬に渡すと、何だかふと昔の事が思い出された。
「そう言えば、初めて誠二にご飯作った時もお代わりしてくれたな…。」
高校に入ってすぐに誠二のご両親がイギリスに赴任して、アタシは母に誠二のメシ炊き係として派遣されたのだった。
あの時は確かカレーだったけど。