LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊦〜
食料費は全部誠二が払ってくれているから、アタシは食費が浮いて助かるけど、お金を払って貰う瞬間はいつも気が引ける。
けど…
作ってんのはアタシだかんね!
そんぐらいは当たり前よね!
ケケケ!!
そして強気に何とか気を取り直すと、早速夕飯の下準備を始めた。
今日は入学祝いだからお寿司を買ったけど、サラダとおみそ汁ぐらいは作ろうと思う。
『ナツ、暑ちぃから先フロ入るぞ。』
「はいはい勝手にどうぞ。」
キッチンに立って下準備を始めたアタシは、誠二の顔も見ずに返事をした。
が…
それが気に入らなかったのか、
ネギを刻み始めたところで後ろからギュッと抱きしめられた。