LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊦〜




「あ……ありがとう。」




サイズも合っていない指輪だったけど…



小指にしか嵌らないんだけど…



ピンキーリングと化した指輪に輝いていた石が



アタシの誕生石のルビーだったから、



本当の本当はムカつくんだけれど…



ナゼだかアタシの胸は温かい気持ちで溢れていた。




素直にお礼なんか言えないけれど、スネるアタシを見て満足そうに笑う誠二が、



何だかいつもより少しだけ男らしく見えた。




本当に少しだけね…!
ミリ単位でね!!!




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