LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊦〜



けど、負けてられないから誠二のシャツを握って首を締め上げてやる。



そのまま顔を近づけて



「誠二…舐めた事言ってんじゃないわよ。」



って至近距離で睨みつけると、



『舐めるならオマエの唇が良い。』



って言って、抱きしめ返された上に深すぎるキスをお見舞いされた。




そりゃあもう…


容赦無く


誠二の愛を口移しで注ぎ込まれるように。



息継ぎも出来ないほどのキスは、アタシと誠二のいつも本気のラブバトルのように、ギリギリの意識を保って、激しく奪うように深くなって行く。



奪い尽くされないように必死に対抗するアタシの苦労も少しは考えてよ。



ぶつかり合う唇は、奪い奪われの試合さながらバトルのように、アタシの意識を強く優しく奪って行った。




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