LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊦〜
『弁当か、じゃあ遠慮なく貰う。』
誠二がユリカちゃんからお弁当を受け取ると、ユリカちゃんはパアッと花が咲いたように嬉しそうに笑った。
こういうのが本当に女の子らしいのだと思う。
アタシみたいに口が悪い上に、ムダ毛がどうとか言ってる時点でダメだと思う。
女の子としての存在感では完全に負けてるって実感したアタシ。
「ナツ、いいの?」
「え?何が?」
これから一緒にランチしようとしていたマキに急に話しかけられてハッとする。
「何が?じゃないわよ!ユリカちゃんだっけ?あの子入学してからずっと誠二君にベッタリじゃない。」
そうだね、だってユリカちゃんは誠二を追いかけてこの大学入ったんだから。
「ベッタリするために同じ大学選んだんだから当然の結果じゃない?」
私の予想は間違っていなかった。
やっぱ見る目あるわアタシ!
ビンゴっ!!